学校名

中野区立明和中学校

授業者

金子 遥

単元名

日清・日露戦争を経て激動する東アジア

事例タイトル

コラボノートEXの活用による学び合う姿の実現

学習の目標・ねらい

(1)学習課題 日清・日露戦争を経て、日本の国際的な立場はどのように変化しただろうか?
(2)ねらい 日清・日露戦争は既習の内容ではあるが、中学校では「大陸との関係を踏まえる」ことが示されている。そこで甲午農民戦争や義和団事件といった事象を日清・日露戦争に併せて取りあげ、国際情勢の変化と日清・日露戦争の結果により長年にわたる外交上の課題だった条約改正に至ったことを学習し、日本の国際的な立場の変化を捉えられるようにする。

単元の学習の概要(授業で活用した機器、活用の工夫点)

日清・日露戦争を経て、日本の国際的な立場が変化したことを掴ませる内容となっている。そこで、当時の国際関係に関する風刺画の読み取りや日露戦争への当時の人々の意見等を、コラボノートによって協働的にまとめさせた。さらに、単元(6時間)の学習がまとまるよう、キーワードを毎授業の最後にまとめる活動を行い、単元のまとめに反映されるようにした。「不平等条約」や「東郷平八郎」などを取り入れた生徒のまとめからもそれが読み取れる。

コラボノートEX活用のポイント

  1. 授業で活用した資料を様々な立場や考えからまとめさせ、同時に共有できるようにした。
  2. キーワードを毎授業まとめさせ、単元のまとめに活用できるようにした。
  3. 単元のまとめをこれまでの学習が反映されたものになるように、コラボノートにまとめさせることで、これまで学習した内容を振り返りながらまとめられるようにした。

活動の様子

 

コラボノートEXの画面

資料を読み、日露戦争の支持・不支持それぞれの意見をまとめる活動

 

本時の学習で出てきたキーワードをまとめ、関連させる活動①

 

本時の学習で出てきたキーワードをまとめ、関連させる活動②

 

単元のまとめ①

 

単元のまとめ②

 

子どもたちの反応と感想

  • 班活動でもありながら、一人一人の意見もしっかり残せるため、発表へのハードルが下がり、意見交流が活発になった。
  • みんなが同時に同じ用紙に意見を記録することが可能になり、他の人の意見を参考にするなど、学び合うことができるようになった。
  • 個人の意見をすぐに共有できる点、文字や付箋の大きさを変更するなど見やすく整理しやすい点で、これまでの学習よりも効果的に班活動が実施できるようになった。

この実践の単元略案について

この実践の詳しい内容を希望する先生にはメールの貼付ファイル(PDF)で送信いたします。「お問い合わせ」から、詳細内容に「中2年:社会「コラボノートEXの活用による学び合う姿の実現」単元略案希望」と記入の上、送信してください。お申し込み受付後、追ってこちらから指定のメールアドレスに送信します。
なお、お申し込みは小学校、中学校の先生を対象とさせていただきます。

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