審査の結果、以下の作品が入賞となりましたので、ここに発表いたします。
受賞作品
最優秀賞
- 愛知県 岡崎市立生平小学校
優秀賞(応募順)
- 山口県 周防大島町立三蒲小学校
- 沖縄県 宮古島市立下地中学校
- 愛知県 豊橋市立牛川小学校
特別賞(応募順)
- 山口県 周防大島町立島中小学校
- 愛知県 豊橋市立嵩山小学校
- 神奈川県 鎌倉市立山崎小学校
- 愛知県 岡崎市立生平小学校
- 愛知県 岡崎市立北野小学校
おめでとうございました。
審査委員会 総評
審査委員長
鳴門教育大学 村川 雅弘 教授
今回のコラボノート実践コンテストには、65もの実践が応募された。それぞれの実践がコラボノートの特徴をうまく活用し、工夫されていた。また、こちらが想像もしていなかったようなコラボノートの使い方をしている実践も数多くあった。
審査は難航したが、コラボノートの使い方のオリジナリティや実践の教育的価値、授業展開などを基準に9つの実践を選ばさせてもらった。
どの実践も素晴らしいものだったが、受賞された実践に共通していることは、コラボノートの特徴が授業の中に自然に組み込まれていることである。写真上にコメントを貼ることで気持ちを表現させたり、学習の履歴を蓄積する、高校生にアドバイスをもらう、地域の違う学校の人の意見を聞くなど、コラボノートの特徴がうまく授業に位置付けられており、そのことが児童・生徒の学びにつながっていることがはっきりと見える実践であった。
当然のことながらコラボノートを使えばいい授業ができるわけではない。その特徴を把握し、授業に位置付けることが先生方の工夫であり、授業設計なのである。
一方、残念ながら、コラボノートで整理・議論した情報がどのようにまとめられたのかが見えにくい実践もあった。おそらく、実際の授業では、コラボノートにまとめるだけで終わることはないだろう。しかし審査をしている中で、それが見えないために受賞に繋がらなかった実践もいくつかあった。次回以降は是非、その辺りについても説明を加えていただければと思う。
コラボノートはいろんな特徴を持っている。そして、それらの特徴はすべて子どもたちの学習に活用されるためのものである。ぜひ、コラボノート上で先生方も応募された実践内容を見ながら、そして、コラボノート上で議論しながらより良い実践を積み重ねていってもらいたいと思う。