受賞作詳細(応募順)
作品タイトル
季節の雰囲気が伝わる俳句を作ろう ( 小学五年生 / 国語 )
受賞者
静岡県 静岡市立美和小学校 望月 貴子 先生
学習の目標・ねらい
作品データ(画像)
季節の雰囲気が伝わる俳句を作ろう (PDF:約 597KB)
審査委員会コメント
学習の成果に対して多様な感想や助言を得にくい小規模校の弱点克服のために、小学校だけでなく中学校と交流したことは素晴らしい。シートも工夫されていて、その上で児童からの「ふせん」と生徒からの「コメント」の2つの機能をうまく使いこなしている。4色のふせんはカラフルでよいが、好意的な評価を水色、質問や疑問を黄色、アドバイスは桃色といった使い分けをするとより分かりやすいと考える。審査員からは「小中一貫教育の視点からICTを取り入れる価値がある」「コメントにも温かさがあるし、中学生からは、国語の見方・考え方を働かせたコメントがいただけている」と高い評価を得た。「どちらの学校とも相互評価し合う展開であれば、他者への評価すること自体が自らの俳句を改善することにつながる「メタレベル」での学びが期待できたことと思われる。」との期待を込めた助言もあった。
作品タイトル
児童生徒会活動日誌 ( 小学部,中等部 / 特別活動 )
受賞者
京都府 京都市立桃陽総合支援学校 前西 幸 先生
学習の目標・ねらい
作品データ(画像)
審査委員会コメント
本校と4つの分校をつなぎ、児童生徒会活動の情報交流を図り互いの活性化は図る取り組みは,コラボノートならではの取り組みとしてモデルとなる。また、交流の目的や内容によりシートを工夫している点が参考になる。文字の記述量に応じてふせんの大きさを意識するとさらによかったと考える。他の審査員も「年間を通してコラボノートを活用することで、コラボノートそのものが日常の中に溶け込んでいる。シンプルな使用方法ながらも継続的に使うこということに意義がある。特に、閉鎖的な特別支援学校においては、このような交流・発信サイトがあると便利だ」「遠隔地の学校が、相互理解を深めるとともに、自分たちの生活をよりよいものにしていこうとする取り組みは感動的」「つながりたい切実な理由があり、話し合いたい内容がある、離れた友だちとつながりたいという夢をコラボノートが実現した実践」と高く評価している。
作品タイトル
水溶液の性質学習ノート ( 小学六年生 / 理科 )
受賞者
東京都 渋谷区立上原小学校 水谷 光雄 先生
学習の目標・ねらい
作品データ(画像)
水溶液の性質学習ノート1 (PDF:約 389KB)
水溶液の性質学習ノート2 (PDF:約 413KB)
水溶液の性質学習ノート3 (PDF:約 447KB)
水溶液の性質学習ノート5 (PDF:約 427KB)
水溶液の性質学習ノート6 (PDF:約 468KB)
水溶液の性質学習ノート7 (PDF:約 465KB)
審査委員会コメント
従来の実験ノートの共有化の問題をコラボノートで解決しようとした。指導案も詳細でかつ単元略案の中にコラボノートの活用方法が具体的に書かれてあり、モデルとなる。きめ細やかな指導により児童一人一人の実験ノートも質が高いものになっている。他の審査員も「ノートに実験画像を貼るなど、証明的な手段として活用できている。コラボノートを一時的な良さとして捉えず、計画的に使っている」「単元全体の設計は優れており、一人ひとりの子どもが主体的に学んでいる様子や学習状況や思考内容を担任が一望することができる。子ども自身にとっても学習の履歴が残ることからメタレベルでの思考も促すものとなっている」と高く評価している。一方、「子どもたちが相互にこのノートを閲覧し、情報交換を行っていたならば、より科学的な思考(比較・分類・条件制御・類推)が現れてくる使い方まで至った」と今後の期待も述べられていた。
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